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社長ブログ

北海道断熱修行の旅

2024-01-27
PSマダガスカル
PSマダガスカル
旭川も日中は-2℃前後
北総研
匠工芸
神楽岡の家Ⅱからの眺望
全国変態建築屋の旅
こんにちは。
年が明けて1月ももう少しで終わろうとしています。
正月休みも含めてこの1か月は非常に濃い毎日を送っていましたが、今年もなんだかんだと慌ただしい1年になりそうな予感がします。そう思わせる1か月でした。

さて、先日参加した北海道断熱修行の旅も帰りの飛行機が荒天の影響でまさかの欠航。仕方なく早朝からバスに乗って新函館北斗駅まで移動し、午後3時の新幹線に乗ることが出来ました。予定では午後7時頃には自宅に着けるかと。荷物下ろして少し落ち着いたので振り返り…。

秋田でまぁまぁな性能の家を建ててるつもりだったから、ミライの住宅の森さんに「自分は何をするために北海道に行けばいいですか?」と軽くイキってたのが今ではとても恥ずかしい思い出です。3日間の北海道での学びは、目から鱗が落ちる事の連続でした。

北総研や北海道科学大学での学びは、新築の更なる性能向上だけではなく、数年前から取り組んでいる性能向上リノベーションへの新たな知見も沢山いただき、これまでの取組みが全然間違ってなかったと実感できました。
先日お引渡しした性能向上リノベ「図書室のある家」も、北海道で学んだ事で、将来への取組として胸を張って紹介できる施工例だと自信が深まりました。

そして少しずつではありますが、性能だけではなくデザイン(本物を永く使うという意味での)や家具に対するこだわりが出てきた中での匠工芸さんへの訪問。少し前だと金額だけをみて高いからと考えようともしませんでしたが、今では1脚10万円以上するその価値も分かるような気がします。初日に宿泊させていただいたKハウスさんの食堂にさりげなくぶら下がっていたPH5も実物を近くでマジマジと見るのは初めてでしたが、名作と言われ永く愛されているのも納得の美しさでした。

そして今回の旅の1番の収穫は、森さんも仰ってた「山本亜耕」さんに出会うと言う事でした。贅沢にも亜耕さんの引渡し済みリノベ現場、施行中現場、竣工間近物件の3件、そしてその全てで施主さんや棟梁さん、電気屋さんまでにも色々教えていただき、亜耕さんからも換気や暖房、素材、納まりなど様々な事をレクチャーしていただきました。正直、北海道の住宅はここまで凄いのかと、大工さんや協力業者さんはここまで凄いのかと圧倒されっぱなしでしたが、うちの若い職人さん達も近い将来このレベルまで必ず引き上げてやろうと心に決めました。

また、夜はミライの住宅恒例の宴会での補習授業。普通飲み会ってなると仕事を忘れてってなりがちですが、北海道まで来る変態さん達なのでずーっと建築談義。2次会も建築談義。宿に帰って飲み直しも建築談義笑それでも全国各地から集まってきてるから、地域の話だったり色々な会の話だったり建築談義も話題は盛りだくさん。三日三晩全て亜耕さんからもお付き合いいただき、とっても濃ゆ~い夜を過ごさせていただきました。

毎年行き先が変わると言ってたので、機会があればと言うかなくても、また修行に参加したいなと思いました!

旧荒谷邸は訪問出来なかったけど、それは次北海道に来る理由が出来たとポジティブに捉えようと思います。

また、4日間滞在した北海道(札幌~旭川)で最低気温が―7℃までしか下がらなかったのは衝撃でした。ほぼ全ての時間で0℃から少し下がるくらいの温度は秋田とほぼ変わらず、北海道の冬で温暖化を肌で感じる事が出来ました。北国の寒い地域に住む人にとって暖冬は、光熱費を抑えることが出来るのはもちろん、除雪作業の労力から少しでも解放されるのでとても喜ばしい事です。それでも、それらが世界各地での異常気象に繋がっていると考えれば、手放しで喜ぶこともできず複雑な気持ちになります。

「秋田に最適な高気密高断熱の家で暖かく暮らす」をコンセプトに家づくりをしていますが、自然素材だけでなく地元の人や物を積極的に採用し、豊かな街づくりやSDGSな社会に少しでも貢献していけたら素晴らしいなと感じました。
ワインとアイスが豊富な通称セイコマ
1日目 Kハウス
2日目 旭川 天金
補習授業 塩ホルモン 炭や
高速バスから見た北海道駒ヶ岳
新函館北斗駅
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