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スタッフブログ

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年の離れた兄弟

2023-10-27
設計の斎藤です。

今回は身内ネタです。

私は男3人兄弟の末っ子で長男とは9つ年が離れています。
9つも年が離れていると、小さいころは喧嘩したこともなく、むしろ保護者の一人のような存在でした。

兄の特技の一つがプラモデル製作で、私が小学校低学年のころは、高校生の兄の部屋に行きプラモデル作りを眺めているのが好きでした。
色の塗分けや組立が進むにつれて、ただのプラスチック部品からリアルなバイクや車へとどんどん変化していくのがおもしろく、完成したら次は何を作るのかすごく楽しみでした。

私が小学3年生の時に、兄は高校卒業と同時に東京へ就職し家を離れます。
もう兄の部屋でプラモデルをつくる姿を眺めることはありません。
小さいながらも、兄がいなくなったことで、当たり前の日常がなくなることの寂しさを感じた記憶があります。

兄も東京で忙しく過ごしプラモデルをつくることはなくなりました。


しかし数年後秋田に帰郷し、更に何十年もの月日が経ち、心の余裕が生まれた兄は、60歳目前のこのタイミングで、長年のブランクを打ち破り、プラモデル作りを再開したとの連絡を受けました。


えっ!何つくるの?車?バイク?
まさかのガンプラ?


私の中で様々な憶測が飛び交います。
なんせ40年ぶりの新作です。


そんな兄が還暦前に決めたジャンルは……




「ちいかわ」



・・・

・・・・・・?

ち・い・か・わ ?


は?なにそれ?

還暦のおじいちゃんが「ちいかわ」作ります?

そこはハコスカやCB750Fとか往年の名車いくんじゃないですか?
まったく意味わからん



先日その力作を我が家に持ってきてくれました。

なんやかんや言いながらも、さすが上手いです。
脱帽です。



還暦のおじいちゃんがここまで可愛く「ちいかわ」作れます?


しかも紙粘土で作ったフルスクラッチです。
もはやプラモデルでもありません。
ジオラマもなかなか手が込んでいます。



戦争だ、クマ出没だ等々、穏やかじゃないニュースが世間を騒がしていますが、今も我が家は可愛らしい「ちいかわ」と「愛犬ホプちゃん」に癒される、いたって平和な日々を送っています。





力作の全景
温泉旅行を堪能するちいかわ
コピー用紙に色を塗って紅葉を作ったらしい
料理が実に細かい
ミリタリーとラーメンとちいかわ シュールすぎて理解不能
麺も自作
小さくてピント合わせが大変
ホントにピント合わせ大変 でも可愛い
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