SKホームオリンピック🎖

昨日、職業訓練校から一本の電話がありました。
先々週に職場体験に来てくれた学生さんが「SKホームに応募したい」と言ってくれたとのこと。履歴書を送ると聞き、これで来春の新卒採用が決まりました。

とてもまじめで誠実そうな印象の子で、こちらも嬉しい限りです。

SKホームではここ数年、職業訓練校から大工見習を採用する流れができてきています。
これまでに 35歳、31歳、27歳、23歳と、なぜか4年周期で採用になっていて…
まるでオリンピックかワールドカップみたいだなと(笑)

指導員の先生からは「せっかく就職しても、その後どうなったのかわからず、顔を見に行けば連絡もなく辞めていた」というケースが多いと嘆く声も聞きます。
その点、SKホームでは現在4人の卒業生がしっかり現場で活躍中。
しかも、一番上の60代の職人さんまで実は同じ学校の卒業生という(笑)
世代を超えて仲良く切磋琢磨している姿は、見ていて頼もしいです。

訓練校を出てから2年間の技術取得を経て就職してきますが、実は「事業内訓練」という仕組みもあって、就職してからも週1〜2回、さらに2年間は学校に通います。
SKホームでも、31歳・27歳・23歳の3人がこの制度を利用して通い、すでに修了しました。

正直なところ、仕事の都合を無視して年間スケジュールが決まっているので、「頼むから今日は現場に出てほしい…」という日もありました。
でも年間で休める日数がきっちり決まっているので、会社都合で簡単に休ませることはできません。
会社の姿勢が試される部分でもありますね。

ただ、若い子たちにとっては「学校に行く=休日」感覚で、体を休めに行っているらしいですが(笑)
まあ、現場では人一倍動かなければならないので、慣れるまではそう感じても仕方ないかもしれません。

最近では、ハウスメーカー系が職人不足を理由に社員大工の採用に力を入れているそうです。
いままで職人を“労働力”として食いつぶしてきた側が、今度は自分たちが困ったから社員として雇う――なんとも虫のいい話。
秋田県ナンバー1を謳う某サ〇コーホームも例外ではありません。

でも正直な話、ハウスメーカー系の大工さんは“組立屋”であって“大工”とはいいがたい。
コマーシャルで「大工のプライド」なんて見たこともありますが、住宅用建材メーカーの商品を組み立てるだけでプライド?とツッコミを入れたくなります。
いずれにせよ、これまで引き抜いたり辞めさせたり、社会保険料も掛けずに個人事業主として扱ってきたのだから、今後はちゃんと人を大切に育ててほしいものです。

そんな中、SKホームには来春からまた新しい仲間が加わります。
仕事を切らさず雇用を維持することももちろん大切ですが、それ以上にしっかりと技術を身につけてもらうこと。
そして他ではできない断熱や気密の知識も習得し、どこへ出ても恥ずかしくない職人になってもらえるように育てたいと思っています。

…とはいえ、まだ半年も先の話なんですけどね(笑)

さらに来月には、秋田市の現場で技術専門校の生徒2人をインターンシップとして受け入れる予定もあります。
これからも地元の雇用を維持し、若い世代が技術を継承できる環境づくりに取り組んでいきたいと思います。

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