湿り空気線図…比エンタルピー…顕熱と潜熱

こんばんは、代表の佐々木です。
本日、今月最後の勉強会から帰ってきました。
6月末からの岐阜、3週目のPHPP集中講座、4週目の埼玉の空調講座、そして昨日今日と新潟でこれからの家づくりのヒントとなる設計士さんのご自宅内覧と情報交換という名の月曜から懇親会!

そして5週目の今週は週末に内覧会の予定です。
コロナ過以降では初の予約なしでの内覧会。
新生SKホームの新築住宅、沢山の方々に見ていただきたいですが閑古鳥が鳴かないことを祈るばかり。
準備だけは怠らないようにしたいですが、色々と仕事溜めてしまってます。
明日から頑張るので、どうかご容赦を…。

断熱性能や気密性、耐震性を高めることはやろうと思えば意外に誰でも出来ること。
今はSNSでいくらでも施工方法も見れるしマニュアル本なんかもある。
なんならSKレベルでいいなら相談してくれれば誰にでも教えるつもり。

でもうちにたどり着いたお客様以外で聞きに来る方は皆無。

じゃあなんで取り組まない工務店やビルダーが多いのかって話ですが、それは言わずもがな、金と手間が掛かるが目に見えないから。
どうせ目に見えないなら、見栄えがいい方にお金をかけたくなるのは作り手も住まい手も同じ。

だって営業担当に聞けば、
「大丈夫です、うちの家は暖かいですからこれ以上の断熱は必要ないです」
「今のエアコンは省エネだから電気代も安いですよ」
と言ってExcelで作った根拠のない月々の電気代を見せてドヤ顔。

とある地元大手ビルダーの資料では、35坪オール電化で冬1か月の電気代が2万円台とか。
付加断熱なし、ペアガラスで各部屋にエアコン1台と大きめ窓がもれなく2台ついて4人家族で2万円台…その家って人住んでます?

ある程度の断熱気密をやることができれば、そこからは3+1択。
①さらに性能アップだパッシブ系。
②ようやくデザイン!意匠系。
③次はニッチを責めるぞ隙間産業系。
④まあまあやり切ったぞ…お腹いっぱい系。

で、②は斎藤さんに任せて自分が興味あるのは①と③。
③は自然素材だったり庭だったりやりたいことは色々あるけれど、その中でも1番ニッチなのは空調。
SK展示場と事務所の夏は、家庭用エアコン1台で暑くも寒くもない環境。
色んな高性能展示場を見て自分が自己流で考えた実験空調システムだから、どうしてこの温度で安定してるかの根拠が詳しく言えない…。
お客さんに、この家はこうだからエアコンはこうだよと言いたくても言えない。
なぜって経験と勘を頼りにしてて、数字は家全体でしか計算できてないから。

空調設計は、家全体の冷暖房需要を把握してそこに最適な機器を付けるってところまでは、まあ難しくない。
次に来るのが各各の部屋にどれだけ最適な風量で届けるか、これがほんとに難しい。
空調系のメーカーに設計を頼めば楽だけど、30坪の家に業務用のビルトインエアコンで設計されてお値段まさかの200万とか。

そりゃ暖かいよ、業務用だもの。
でも月々の電気代はペソですか?ドンですか?

冗談はさておいて、専門の大学以外でそれを計算して示すことができるようになる講座が日本にたった1つだけあるんです…多分ですが。
自分が愛してやまない岐阜県の工務店の社長と名古屋のコンサルタントのお二人が主催の空調講座。
年2回、全国のどこかで全10回で開催されるその講座を昨年からずっとストーキングして今年ようやく参加にこぎつけました。

場所は埼玉…。この講座が東北に来るなんてありえない話だから、関西じゃなく関東なら何となく勝ち!

自分には「通える、大丈夫、やり切る」と言い聞かせる。

基本懇親会付き…

「行く、毎回参加!」と嫁に言い聞かせる。

今年色々な会に参加して分かったことが一つ。
勉強も大事だけど、遠くから参加をアピールしてでも、ウザいくらい講座で質問してでも、飲み会で遠慮なく主催の隣に陣取ってでも、なんなら着ぐるみ着てでも、主催に顔を覚えてもらうことがめっちゃプラス。
目に見えない大きなプラスがあるのを肌で感じる。
あとはそれをどう自分に活かすか。

空調講座は過去の講座で最後まで全員が完走したことがないそうで、初めて男だけの今回は全員完走目指しましょうとの言葉。
多分自分の今までの勉強量は参加者の誰より劣ってること間違いなし。
その分、周りの方々の助けを借りつつ完走を目指します。

まずは用語に読み仮名を付ける事からだけど…。

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