「九升田の家」の解体工事は、台風に振り回されながらも順調に進み、リノベ棟の解体はほぼ終了しました。この後は屋根と増築部分の加工と基礎工事が始まります。
150坪の家の9割近くの面積を減築する工事ですが、平屋化にともない増築工事もあります。それでも、全てを解体して新築するよりは何百万も工事費に違いが出てきます。やはり今後の課題は、リノベーションのイメージをどう伝えていくかが課題かと思います。中古再販が活況のようですが、それは資金が潤沢な会社が中古物件を購入して、工事過程をクローズドしてやっているケースがほとんど。お客様に見せる前に「臭い物には蓋をする」って業者も多いです。お客様と計画から一緒に進める場合、やはり色々なところが気になり、1つ1つを解決しながら進める方法はなかなかにハードルが高いと感じます。性能向上についてもそうですが、もっともっとオープンな手法と工法で普及して欲しいと願います。それと、住友不動産で行う新築そっくりさんという名前が定着していますが、性能向上リフォームやフルリノベーションなどの名称もキッチリ棲み分けが出来て一般的に定着することを望みます。まずは引き渡しに向けて、全力で頑張ります!