HPをリニューアルしました!

5月から制作していたHPがようやく公開になりました。

以前のHPは素人でも更新ができるという一見すると便利そうなシステムでした。                しかし、10年も運用するとシステム自体が古くなり、バージョンアップもシステム制作会社から新たなシステムを買わないといけない始末。

中でも1番がっかりしたのが、HTTPSのセキュリティの導入が有償でも出来なかったこと。その他全ての事について、有償とかバージョンアップって言うなら納得できるけど、HP運用の根幹にかかわる部分を人質に取られている気分で、二度とこのシステムは使わないし他の人にも進めないと誓って一般的なワードプレスで制作しました。

ただ、いざ制作を進めるとなると分からないことが多く、浦島な自分は右往左往する毎日でした。結果、大まかな枠に写真とテキストをはめ込んだだけのような作りになってしまったので、これから時間をかけて色々と作りこんでいけたらなと考えてます。

そして、今回制作をしていて思ったのは、HPづくりは家づくりに非常に似ている部分が多かったという事です。一見共通点は少ないように思えますが、専門性が強く、価格も非常に高価なものから安いものまで幅が広いのは家づくりと一緒。しかも、基本的な部分を理解しないでお金をかけると、ただ高くて見栄えは良いけど、本来の目的を果たせず無駄になってしまったり、ただ金食い虫になる点も同じだと感じました。

家づくりで自分たちがメーカー品を使わないようにしてるのは、将来のメンテナンスを考えたときに困るからというのが1番の理由。どこででも手に入れる事ができる素材で家づくりをすることが出来れば、将来にわたって入手方法や廃番で困ることがありません。

1つ例にとると、窯業系の外壁があげられます。様々な柄がラインナップされていて、その種類の多さと価格の安さで外壁シェアの8割を誇る商品ですが、SKホームでは絶対に使いません。理由は、将来のメンテナンスコストを考えているから。

窯業系外壁は早いものではカタログから数年で消えることもあります。理由は不人気だからですが、人気の商品でも生涯にわたり生産されるという事はあり得ません。昔から生産されている通称3*10板という無塗装窯業外壁ですら、昔と今では商品の厚さが違い、部分的に張り替える事ができません。                                    

しかし、秋田杉や成型のガルバ鋼板であれば、生涯にわたり入手が可能になります。                             

では、量産の住宅メーカーで何故それらを使わないのかというと、色々な理由が考えられます。イニシャルコストが高いこと、施工業者が少ないこと、シンプルな材料を使ってデザイン出来ないこと、勉強不足でクレームが怖いことなどです。

組織が大きくなればなるほど変化を嫌いますから、それらを選べば良くなるのは分かっていても、そこに行く過程が大変なので結局やらない出来ない理由を作るんですね。                                     

先日お客さんと雑談をしていた際、秋田県NO1を謳っている某住宅メーカーの話題になりました。その時担当してくれた営業マンは、「長期優良住宅の認定を取れば、将来的に検査や修繕などが増えて、結果お客さんのコストアップにつながるから認定は取らない」と言い放ったそうです。耐震等級についても「制振装置を付けるから耐震等級3をとる必要はない」と言われたとか。

結局、数を売らないといけないので、1つ1つの案件に耳を傾けるよりは、会社のルールに則ってやれない理由を創作した方が楽なんだと感じました。

自分たちはお客さんの財産を預かって仕事をする立場なので、これからも誠実に家づくりを続けていきたいと思う今日この頃です。

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