変態の仕事…

こんばんは。
1か月以上ブログの更新が止まってました…。
忙しいを理由に決めたことをやらない事ほど愚かな事はないですね…。反省です。

11月の第8回目全館空調講座in秋田以降、新潟の長岡市で第9回目を受講(車で片道5時間かけて参加)。



その2週間後の12月13日に埼玉県さいたま市で第10回目の終了検定があり無事!?合格。



12月5日には北海道建築技術協会主催のBIS試験がありこちらも無事合格。講習会と前日の徹夜でヘロヘロになりながらの合格でした。

年初に今年はインプットを増やしてめちゃくちゃ勉強することを目標にしましたが、正直な話、心は夏以降に何度も折れかけました。

その度に嫁に「あんたが好きで勉強してるんでしょ!」と言われ、「コンチキショー(# ゚Д゚)」って気持ちで乗り切ることが出来ましたが、嫁がいなければ途中で投げ出してたかも。
本当に自分の性格を知ってる嫁らしい励まし方だなと今では思います。

そんなこんなの師走を過ごしていますが、本日は秋田市での大規模リノベ現場で気密測定を行いました。
新築でも気密測定をしている会社はまだまだ少数派ですが、大規模リノベで気密測定をする頭のおかしい会社は、全国で見ても更に少数派かと思います。



大規模改修と言えば、断熱改修や耐震改修が思い浮かびますが気密改修はそもそも言葉として聞いたことがありません。

ただ、断熱と気密は常々セットだよと言ってる身としては、断熱改修をして気密工事をしない選択肢はありません。
しかし今回は既存を減築して、間取りを大幅に変更して、さらに勾配天井が2部屋もあり、正直大丈夫かなーっていう一抹の不安はありました。

さらにさらに1週間前に「C値0.0㎠/㎡!」って夢を見たもんだから、尚更不安に。

大体夢とはご先祖様の注意喚起で見るものなんで、反対の結果が出るのが世の常。

これで結果が1㎠/㎡すら切れなかったらどうしようって考えれば考えるほど寝れなくなります。※実際は毎日ワインを飲み過ぎて記憶をなくしていますが。

このプレッシャーを1人で抱えるのもしんどいので、若手棟梁の菊池にも「大丈夫だよね」「出来るよね」って言葉と共にお裾分けしました。

しかし、彼が寝れなくなった分だけ自分の睡眠が増えるわけではなかったので、傍から見ればパワハラモラハラの類だったかと反省してます。

そして当日、胃が痛い思いをしながら棟梁と気密処理の最終チェックをして、あとはもう何とでもなれの気持ちで測定に臨みます。
静かに送風ファンが回る音を聞きながら約5分ほど結果を待ちましたが、1発目の結果が0.4㎠/㎡でした。

口をついて出た言葉が「よっしゃー、お疲れさまでしたー!じゃあ帰ります!」
続けて棟梁が「俺も帰っていいですか笑」

2人でここ数か月のプレッシャーから解放された瞬間でした。

いつもであれば2回目3回目とより良い数字を求めて再測定しますが、今回は人事を尽くして天命にもお願いしてきたので結果を待つだけでしたので、これ以上は不要と思いSK初の1発終了でした。

ここの大規模リノベは年内引き渡しをしたくて頑張ってきましたが、工事が遅れ来年1月の中旬まで引渡しを延ばしていただきました。

これで結果が伴わないと申し訳も立たないのですが、2.5KWのエアコン1台で家を暖めることも確認できたので、来年からは快適な家で暖かく過ごしていただけると思います。

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