何に刺さるかわからない…

こんにちは、PHPP集中講座を受講中の佐々木です。
パッシブ認定のための様々なことを学ぶ講座ですが、講座の内容よりエクセルの使い方で躓き気味なのが泣けます…。
講座の理解は問題ないのでそもそも論ですね笑
3日間の日程で今日が最終日、実りある学びにしたいと思います。

先の日曜日、新規のお客様から内覧をいただいて色々と話し終わったのがお昼少し前。
月末の内覧会の予約をいただいてお見送りをした後、準備をして出かけた先が秋田市。
腹が減ったと騒ぐ可愛い嫁をなだめながら途中食事を済ませ向かった先は秋田県立美術館。

目的は移転開館十周年記念特別展「北斎漫画」に足を運ぶため。


先週の秋田魁新聞の記事で特別展の事を知ったのですが、正直な話、葛飾北斎の有名な富嶽三十六景にはあまり興味がありません。
皆さんも「凱風快晴」※赤富士の画や「神奈川沖波裏」は1度や2度は見たことがあるかと思いますが、自分は風景を描写した北斎の画にはあまり惹かれるものがありません。
しかし北斎漫画に多く描かれている人物や動植物の画は、何故か自分の心に刺さります。
細かいリアルな描写の動物画やコミカルな人物画など刺さる系統もまちまち。

昨年、京都の平等院に行った際、平等院ミュージアム鳳翔館に展示されてる「国宝・鳳凰」に釘付けになり小1時間それを眺めていたのも今回の北斎に繋がる気がします。
仕事柄、展覧会より安藤忠雄設計(斎藤さんに教えてもらうまで知らなかった)の県立美術館に興味を持つ方が正解かもしれませんが、同じ県内の公共施設であれば能代の西方先生が設計した「道の駅ふたつい」の木造建築のほうが断然刺さります。
でも、新国立競技場で有名な隈研吾設計の「道の駅おおゆ」はイマイチ刺さりません笑

昨日秋田市から内覧をいただいたお客様にお話を伺った際も、何に刺さってSKホームに内覧に来ていただいたか質問すると、ガルバ外壁の見た目と広いウッドデッキとのお答え。
秋田市からの問い合わせは100%断熱か耐震の性能に刺さってくる方と思っていたので、正直見た目でと言うのは意外でした。

話が少し逸れましたが、全15編からなる北斎漫画展はなかなかの盛況ぶり。
一編から十五編へ順に見ていく一方通行の観覧ルートにあっては、自分の人物や動植物画だけに偏った見方ではまあまあ他の人との進み具合が合わない。
自分は気に入らない画はどんどんすっ飛ばし、前の人にまだ進まぬかの圧。
気に入れば何十分でも眺めていたいけど、渋滞を作っては後ろからまだ進まぬかの圧。

因果応報…。

こうなるとルート無視であっちに行きこっちに来る傍若無人なあのお父さんの神経が羨ましい。
自分は普段持たないハンカチを口に当て、見慣れてますの常連感を出してその場から浮かない様にと思うのが精いっぱいなのに。
それでも普段行くことのない美術館で、北斎の画に触れることができ、ずっと屈みっぱなしの腰の痛みも気にならないほど堪能させていただきました。



そして会場を出た先のラウンジでは、嫁が優雅に水庭越しに千秋公園やミルハスを眺めながらのコーヒータイム。

自分もご相伴に預かってきましたが、教養を得た気になって美術館で飲むコーヒーは格別に美味しく感じました笑

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