1つのジャンルとしての確立

こんにちは、現場での仕事を以前よりこなすようになったので朝にダイエットプロテインを飲むようになった佐々木です。
嫁からは無駄なカロリー摂取と笑われてます…。

先の日曜日、お昼過ぎに仕事の目途がついたので久しぶりに嫁を誘ってお気に入りのラーメン屋へ。
行く先を伝えると毎回必ずと言っていいほど難色を示されるのですが、それでも付き合ってくれるので本当は嫁も好きなのではと勘ぐってしまいます。

そのラーメン屋とは角館にある「自家製麺 伊藤」。

今では看板も置かれるようになったのですが、数年前までは看板もなくどう見てもラーメン屋とは思えない佇まい。
駐車場所を間違えれば、よく隣の食堂の母さんが怒鳴り込んできてたのも懐かしい思い出。
中に入れば食品を扱う場所とは思えないほどの埃とカウンターにへばりついて取れない週刊誌の表紙。

壁には客を試すかのような「味オンチには不向きです」の張り紙。

毎回カウンターに座る前はダビダビで絞りきれてない台拭きのタオルを絞ってカウンターを拭く作業。
店主も独特過ぎて仙人のように見えます。
こんな状態の店に嫁とはいえ女性を連れて行くなんてと考えてしまいますが、それ以上に「伊藤」を食べたい欲には勝てません。

20数年前に初めて先輩に連れられて食べたときは、こんな不味いラーメンがあるのかと思いました。
しかしそれから10数年の時を経てから現在までドハマりと言っていい状態。
自分では正直ラーメンとは思っておらず、「伊藤」と言うジャンルの食べ物と思ってます。
こう言えば興味を持って食べに行こうと思う方がいるかもしれません。

しかし…この店で苦悶の表情でラーメンを残す人を何度見たことか…。
ガイドブックを傍らに今にも喧嘩を始めそうな観光客らしきカップルを何組見たことか…。
不貞腐れた態度でラーメンに箸を刺して店主を睨めつける人も見たことがありますが、それが件の張り紙につながってるのかと…。


自分が過去に連れて行った人の10人に10人は必ず「この麵は茹でられてますか???笑」と言ってきます。
それでも「伊藤」にハマるハマらないは別の話と思ってますが。

ネットの口コミなんかでは、「すごく無愛想な店主」などの書き込みが散見され来店に二の足を踏む方もいるそうですが、こう見えて実は凄く話好きで気さくな店主ですし写真撮影にも気軽に応じてくれます。
なので、責任はとれませんが気になった方は是非足を運んでみてください。
今まで味わったことのない食感のラーメンが食べれます。

あくまでも自己責任でお願いしますが…。

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