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【窓の配置】太陽光を効率的に受け入れる!

 「若竹ecoハウス」は、南面に多くの窓を配置して東西北面の窓は極力減らすように計画しています。
これは、冬の天気が良い日の日光を室内に取り入れて少しでも暖房負荷を減らすパッシブ設計の手法です。
太陽熱は無限のエネルギーであり、雪国秋田においても温暖化の影響で冬の日射は年々増えていくと考えられます。そのエネルギーを有効に取り入れるための南面の大窓です。
 反対に夏は室内の温度が高くならないように南面の窓には外付けブラインドを付けております。日本古来の簾(すだれ)や庇(ひさし)と同じ考えですが、外付けにすることで約80%強の太陽光を遮断することが出来ます。室内カーテンやブラインドでは50%未満の太陽熱しか遮断することが出来ず、天気の良い日は午前3時頃になると室内がオーバーヒートを起こす状態になりやすいのです。

「配置計画」「平面計画」「立面計画」

配置計画は敷地にただ水平垂直に配置することはせず、可能な限り南に向け太陽熱の取得に望んでいます。

平面計画は東西に建物を長くして、冬の最大限の日射取得を目指しております。

立面計画は高さを可能な限り小さくして、断熱空間をより小さくして光熱費の削減を目指しております。

~パッシブデザインとは~


太陽をはじめとした自然エネルギーを最大限に活用できるよう建物の構造や性能を工夫することで、ここちよい室内環境を実現する設計手法です・
健康・快適・省エネルギーを、機械にたよりすぎず、自然の力でうまくコントロールすることによって実現します。

①断熱

足元までぽかぽかのお部屋♪
断熱・気密がしっかりしていないと、暖房をかけても部屋全体が暖まらず、家の外へ熱が逃げて行ってしまいます。断熱性能の高い住宅は、外気温の影響を受けにくく部屋間の温度差も小さいため、ヒートショックの心配も少なくなります。

②日射遮蔽

冷房をかけ過ぎなくても過ごしやすい
お日さまの熱は家の中に入ると、熱に変わってしまいます。入った熱はこもってしまい、熱中症の危険も大きくなります。
夏は高い位置からお日さまが差し込むので、軒などで遮ることにより室内に入る熱を防ぐことができます。

③日射熱利用暖房

お日さまがいっぱい入った部屋はほんわかと暖かい
冬のお日さまは、室内にたくさん入れることで、暖房器具の代わりになるほどのパワーがあります。断熱性能の高い住宅では昼間にたくさんお日さまを取り込み、夜まで暖かさを保つことが可能です。

④通風

すがすがしい風を感じてリラックス♪
風の通り道を作ることによって、家の中を風が抜けていきます。窓を適切に配置することによって、外の風をつかまえて家の中に入れる事もできます。いつも爽やかな自然の風が感じられ、過ごしやすい時期をより快適にします。

⑤採光

自然の光を取り入れてどの部屋も明るく
直射日光だけでなく、反射光も利用して、家の中をできるだけ明るい空間になるよう光を導きます。ガラスタイプのドアやルーバータイプのドアを設置し、明るい部屋から光を運べばどの部屋にも光が満たされます。

パッシブデザインとは、太陽の熱・光・風・水などの自然の力を最大限に生かし、省エネルギーでここちよい暮らしを実現するための工夫です。土地によって異なる気候条件を読み解き、夏は涼しく、冬は暖かい家を実現します!
四季と一緒に”ここちよさ”を感じる
光熱費を抑えながら、健康・快適な住まいを目指します!



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