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家は建てた時期に強いは本当なのか?

家は建てた時期に強いは都市伝説ではありません

冬場、ウトウトしかけた眠りっぱなに突然「バチンッ」という音で飛び起きた経験はありませんか?
 
安心してください。99%霊的なナニかによるラップ音ではありません。
それは家の構造材が乾燥や吸湿することで狂いが生じ、それが原因で発生した軋み音です。
 
でも、残り1%は霊的なナニかが原因なのかもしれませんね(笑)
 
冗談はさておき、皆さんは「家は建てた時期に強い」という話を聞いたことはありませんか?実際「冬に建てた家は雪に強い」という話には根拠があるのです。

構造材の種類 KD材・AD材・グリーン材とは…

根拠の話をする前に、まずは木材の種類を説明します。
柱や梁などの木造構造材は乾燥方法や製材方法によって、大きく4種類に分類されます。
 
①KD材(キルンドライ材)は人工乾燥材で、温度や湿度・風量等を制
 御できる釜に入れて短期間で乾燥させた木材
②AD材(エアドライ材)は天然乾燥材で、文字通り自然に乾燥させた
 木材
③グリーン材は天然乾燥過程が、不十分な木材
④集成材は、小さく切り分けた木材を乾燥させ、接着剤で組み合わせた
 「人工」の木材。強度や品質が安定しているので扱いやすく、多くの
 工務店や住宅メーカーから選ばれている木材です。
 
数十年前までは、②の天然乾燥材が主流でしたが、現在は①のKD材や④の集成材が主流となっています。SKホームは集成柱、集成梁(共にJAS規格)またはKD材を標準仕様にしています。
AD材は原木から製材されて半年から1年の乾燥期間が必要ですが、KD材は2週間から1ヶ月程度で済みます。
またKD材は含水率をAD材以上に下げることが可能なので、木材の狂いを極力低減することが可能です。
木材の狂いや暴れがほとんど無くなることで、クロスのひび割れ・建具の建付け等の建築構造上の不具合が短期的には無くなり、結果クレームを減らすことに繋がります。
 
でも残念ながら、KD材にも欠点はあります。
人工乾燥をすることで含水率を下げているKD材ですが、同時に木のもつ脂身まで失っています。
脂身がなくなると木の性質が持つ「粘り」がなくなり、木材内部で割れが生じるなどの問題を抱えることになります。
 
対してAD材(天然乾燥材)はKD材より狂いやすい材料ですが、自然乾燥のため木の脂身を失いにくく木の性質である「粘り」を保ちます。表面割れはしますが、内部割れのような構造的欠陥は生じにくい材料です。古民家の構造材が再利用できるのも納得の理由なのです。

家は建てた時期に強いはホントです。

AD材(天然乾燥材)が主流だった数十年前、狂いやすいAD材の欠点を補うため木の性質を読み大工さんが手刻みで加工をしていました。
手刻みしている時期の最適解で加工をするわけですから、雨季や乾季で含水率が変化すると木は少しづつ狂い始めます。
また柱や梁の構造材は、鉛直・垂直に細心の注意を払って組み上げ、接合金物で固定します。
その時期で最適な状態で構造材を固定している訳ですが、含水率の変化で狂い始めるAD材と共に鉛直角や垂直角も変化してしまい…結果、家の強度が変化するというのが「家は建てた時期に強い」の根拠となっています。
 
でもこれはAD材のみで、家を建てた時の話です。
現在はKD材や集成材が主流となっているので、含水率で変化する構造材の変化量は規格値の範囲に留まります。
 
結論として「家は建てた時期に強い」は本当の話ですが、KD材や集成材が主流となっている現在の家づくりを背景に考えると、都市伝説化しつつある噂となるかも知れないですね。
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