工事後あとがき

リノベーションで思うこと…

リノベーションってなんだ?
最近、住友不動産の『新築そっくりさん』を筆頭に『まるで新築くん』など住み慣れた一軒家を丸ごとリフォームして、さらに新しい付加価値(オール電化、耐震など)を付け加える工事『リノベーション』という言葉を皆さんも聞いた事があるかと思います。

新築であれば在来工法で坪35万〜40万円、オール電化住宅では坪45万〜50万円位が相場ですが、それを50坪の家で計算すると在来工法で1750万円〜、オール電化住宅では2250万円〜となります。

それに住宅ローンを組んだ場合、諸経費など諸々を合わせればプラス百万円前後、さらに地盤が悪いと地盤改良費、解体が必要な場合は解体費など、さらに百万単位で金額が跳ね上がってしまい夢にまで見た新築の家も当初の希望からどんどん夢を削る作業が出てくる訳です。

仮に借り入れが出来た場合でも、ランニングコストの計算や後々のリフォームにかかる金額を考えずに、月の支払いの限度額一杯にローンを組んで、結果後にマイホームを手放したり、リフォームを出来ずに破損や劣化した箇所をそのままにしていると言った話をよく聞きます。

しかし、丸ごとリフォームであれば基礎や軸組み材(土台・柱・梁など)場合によっては屋根などまだ使える物は、そのまま残して生かすことが可能です。
そうなれば当然、新築に比べればかなりの部分でコストカットする事が出来ます。

しかし、お客様によっては『今は大丈夫でもいずれ木は腐るんでしょ!?』と言う方がいますが、結論から申せば、条件さえ整えてあげれば木は100年でも200年でも持ちます!
考えても見て下さい。幾多の修繕はありましたが『法隆寺』は木造建築でありながら1300年以上ももっているじゃありませんか!
 
リノベーションっていいかも♪
多分、『木は腐る』イメージを持っている人は外に面してる木材やお風呂、台所の水場土台や柱のイメージをお持ちではないでしょうか?
木は木材腐朽菌が増殖すれば腐る訳ですが、やはりそこは生き物、栄養(木材)と空気と水がなければ繁殖できません。
栄養と空気はなくす事が出来ないので、要は水(湿気)をコントロールしてあげれば木は腐らないんです!

現在の水周り商品(特にお風呂)は、以前のそれとは違い防水性が向上していて土台や柱を結露や漏水で濡らす事がありません。
後は、外部に近い面の木材の通気性の確保(通気工法)と床下の通気性の確保(基礎パッキン工法や床下機械換気工法)をしっかりしてあげてメンテナンス(屋根や外壁・サッシ周り)を定期的に受ければ、その家の軸組み材は絶対に腐る事がありません。

きっと築何十年ってお宅も腐っているのは上に挙げた箇所だけで、他の場所はまだまだ使える木材だらけのはずです!
その考えさえしっかりしていれば『今現在、家が腐ってきた』『もう築〜十年になるから』と『建て替えなきゃない』って考えに『リフォームもある』って言う選択肢も増えるようになります!

一概に必ずリノべーション出来る訳ではないですが、建て替えの予算やランニングコスト、後々に必ず掛かるであろう費用と照らし合わせながら『新築』か『リノベーション』かを比べて検討してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、某大手会社では新築のように家を生き返らせるリフォームで坪40万円以上(新築並みに)掛かるそうです…。
そうなれば本末転倒になってしまいますので、営業マンの上手い言葉に騙されないように気をつけましょう!